介護職とはどんな仕事なのか

介護職のネガティブなイメージを吹き飛ばそう!

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まず介護とはなにか?

まず介護とはなにか?

介護とは

高齢者が自分の人生を最期まで自分らしく生きていくために何をするべきか、本人だけでなく家族の想いを実現するためにひとつひとつお手伝いしていくことが「介護」です。
仕事の内容から「介護=身の回りのお世話」と考えられがちですが、ただ高齢者をお風呂に入れたり着替えを手伝ったりするのが仕事ではありません。外出を希望している高齢者にリハビリを頑張ろう、と声をかけることは生活の質の向上につながりますし、自力でお風呂に入れない人を助けるためのサポートは日常生活を快適に過ごすために必要不可欠です。
三大介護といわれる「食事介助」「入浴介助」「排泄介助」は生きていくうえで当たり前のことばかりなので、ルーティンワークのようになってしまいがちです。ですが、高齢者の状態は一人一人異なるため、ロボットのように同じ動作を繰り返すのではなく一人一人に適した介護を行わなければなりません。介助をスムーズに行うために必要な手順はありますが、介護自体に正解はないのです。
介護士の仕事はただお世話をするのではなく「最後のときを迎えるまで自分らしく生きること」を大切にして、高齢者と向き合うことです。

自分らしく生きるために

高齢者が自分らしく生きるために介護士ができることは「本人の想いを大切にすること」や「気持ちに寄り添うこと」です。たとえば旅行が好きだった人が認知症を発症して一人で行動できなくなったとき、どうすれば旅行に行けるのか、を考えるのが介護士の仕事です。リハビリをすれば行けるようになるのか、身体を動かすことが難しいから旅行気分が味わえるようにDVDや写真を見てもらうのはどうか、など、高齢者のためにいろいろな選択肢を準備するのも仕事なのです。

残っている能力からどう行動できるかを考える

年を重ねれば重ねるほど体力や身体能力が落ちていきますが、失われた能力について考えるよりも残っている能力を考えて高齢者本人が行動できるように手助けする、「生活の自立支援の援助」も介護のひとつです。移動しやすいように段差をなくしたり手すりをつけたりといったバリアフリーもこれにあたりますが、これは自宅で介護する際に最初に考えなければならないことでもあります。
介護が必要になった場合、特別養護老人ホームなどの介護施設に入居して介護を受けるのが当たり前だと思っている人もいるかもしれませんが、住み慣れた自宅での介護を希望している人は意外と多くいます。ですが、「介護をする」ことは思っている以上に難しいため負担になったり悩みを抱え込んでいたりすることも少なくありません。その状態を続けていても解決には至らないので、一人で抱え込むのではなく介護士などの専門家に相談してお互いにとって良い選択を見つけることが大切です。

これから介護業界に挑戦する人へ

  • まず介護とはなにか? まず介護とはなにか?

    高齢者が最期のときまで自分らしく生きるためにお手伝いするのが介護職の仕事です。不便や不快を感じないように日常生活をサポートするのはもちろん、高齢者の気持ちに寄り添って過ごせるように心を砕いたり、残っている能力を有効に活用できるような手段を考えたりします。

  • きつい仕事だと思われている理由 きつい仕事だと思われている理由

    身体に負担がかかる業務が多いため体力的に厳しいのはもちろんですが、複雑な人間関係や仕事内容に見合わない給料、生活リズムが崩れやすいシフトなどがピックアップされやすいため、介護職=きつい仕事だと思われています。

  • 東京では初任者研修が無料で取得可能? 東京では初任者研修が無料で取得可能?

    人口が集中している東京都は高齢者の数も多いため、介護業界の人手不足はかなり大きな問題となっています。そこで少しでも人材を確保するために介護職の基礎的な資格である介護職員初任者研修を無料で受けられる講習も行っています。

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    以前は3Kと呼ばれていた介護職ですが、利用者が増えて環境が整備された今では劣悪な環境の介護施設はほとんどありません。ですが、希望する条件が合わなければ働きにくいと感じてしまい仕事に対する意欲も低下してしまうため、自分に合う施設を選ぶことが大切です。

  • 転職エージェントを利用しよう! 転職エージェントを利用しよう!

    介護職への転職を成功させたいのであれば、転職のノウハウを持ち施設側と独自のパイプを築いている転職エージェントを利用しましょう。求人の紹介だけでなく求職者にとって心強いサポートで転職活動をバックアップしてくれます。

  • 介護の現場の取り組み 介護の現場の取り組み

    介護業界への就職を躊躇する若年層に向け、施設や事業所が説明会や体験会を行っています。また、職場環境の改善、マナー向上の研修なども実施。現場の声と外部の目、いずれも重視することでイメージアップを確かなものにしています。

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